ひじきが髪の毛に良いってホント?

昔からひじきなどの海藻は髪の毛に良い、と言われてきましたがそれって本当でしょうか?

「ひじきが髪の毛に良い」は迷信??

ひじきやわかめなど、海藻が髪に良いということは、日本においては古くからいい伝えられてきていることです。
しかし、実はこのようにいわれるようになったきっかけというのは、ひじきやわかめ、こんぶなどの海藻が海の中で生存している様子が、髪の毛がゆらいでいる様子のように見えるからであると唱えられています。
しかし、海藻に含まれている栄養素からみてみると、ヨードなどのミネラル成分がたくさんふくまれており、食物繊維も豊富です。
また、ひじきには鉄分も多くふくまれています。
それぞれは、髪の毛に良いとされる栄養素です。
では、実際にどのような働きがあるのかみていきましょう。

ミネラル

ミネラルは、私たちの骨や歯の形成、神経伝達、細胞や血液内のイオンの調節など、生きていき、体調を整える上でとても重要な働きをしています。 髪が成長するためには、ヨードや亜鉛などのミネラルが必要といわれているため、海藻類は髪を成長させ、美しく保つために一役かっているといえます。

食物繊維

食物繊維は、腸管の排泄など消化活動に関わっており、食物繊維が不足すると便秘になります。 便秘がひどくなったり、慢性的に続いたりすると、その有害物質から肌や髪の毛のバランスが崩れてしまい、調子が悪くなることもあるので、食物繊維を含む海藻類は、間接的に髪の毛にとって良いといえます。

鉄分

鉄分は、体の血液の中に存在する赤血球を作るのに大切な栄養素です。 赤血球は、体中の臓器や細胞に酸素を届けます。鉄分が不足してしまうと、赤血球が作られなくなってしまい、貧血になってしまいます。貧血になってしまうと、頭皮の毛根細胞にも酸素が届かなくなり、健康な髪の毛が育たなくなってしまいます。 そうなると、髪の毛が細くなってしまったり、抜け毛がひどくなったり、薄毛になったりすることがあります。

以上のことから、「ひじきが髪の毛に良い」は
迷信ではなく本当と言えるでしょう。